気温と湿度が高くなり、日差しも強くなってくると、子どもたちの熱中症になるリスクが高まります。
しかし、いつでも思いっきり遊びまわる子どもたち全員に対して、そのリスクを管理することは簡単ではありません。
まず、熱中症のリスクの要因を理解し、子どもたちにもその重要性を伝えることが大切です。
熱中症にならないために重要な4つのポイント
適切な水分補給、適切な服装、適度な休憩、そして直射日光を避けることが重要です。
適切な水分補給
外出時には、水筒を持参して定期的に水分を取るように声がけしましょう。
遊びに夢中になっていると、遊びを中断してまで水分を取ることが面倒になってきます。
『喉乾いた?』と声をかけて、『乾いていない!』『いらない。』と言われても、必ず一口飲むように伝えましょう。
気温にもよりますが、20〜30分に1回は水分補給の時間を取りたいですね。
適切な服装
物理的に日焼け対策をすることは、熱中症対策としても有効です。
日焼け止めを塗るのも効果的ですが、ツバの広い帽子やUVカットパーカーを使用するとより高い効果が得られます。
暑いとさらに何かを着用することが暑いとか面倒だという子どももいますが、着用した方が涼しく過ごせることを教えることが大切です。
例えば、日差しに素肌をさらすと、日焼けをするだけでなく、肌が火照り暑さも不快感も増します。
私自身、紫外線に弱く、うっかり日焼けが原因になって、数日後湿疹が出ることがあります。
特に耳に湿疹ができると、とても痒みが強くて、辛いです。
年齢的なもので、親に反抗的な態度を取るお年頃の子もいると思いますが、ただ色黒になるとかそういうことではなく、身体の不調につながることを正しく伝える必要があります。
適度な休憩
適度な休憩を取ることで、体温が上がりすぎるのを防ぎます。休憩中に体が冷えることで体温が下がり、熱中症のリスクを軽減します。
休憩と共に水分補給をすることで、脱水も防ぎましょう。
また、長時間の活動や暑い環境下での活動は体力を消耗させます。適度な休憩を取ることで、疲労を軽減し、体力の回復をうながしましょう。
休憩中に体調をチェックし、熱中症の初期症状を早めに察知することができます。
熱中症の兆候が見られた場合には、早めに適切な対処をしましょう。
直射日光を避ける
可能であれば、事前に直射日光のあたらない場所や時間を選んで、遊びましょう。
また、どうしても日差しが強い場所で遊ぶ場合は、事前に日差しを避けられる涼しい場所を探し、体を冷やす方法を準備しておくことも大切です。
タープなど日避けを用意したり、直接身体を冷やせる氷や保冷剤を準備しておきましょう。
熱中症の症状を知っておこう
どんなに対策をしていて、熱中症を必ずしも予防できる訳ではありません。
熱中症の症状について知り、症状がみられた場合には早期に対処することが重要です。
子どもたちには、頭痛やめまい、吐き気などの症状がある場合にはすぐに休憩し、日陰の涼しい場所で体を冷やすよう指示しましょう。
最悪の場合には、症状が悪化しないように速やかに医療機関を受診する必要があります。
熱中症は深刻な症状を引き起こす可能性がありますので、早期対応が肝心です。
お出かけ前のチェック項目
出かける前忙しい時にも熱中症対策グッズを忘れずに出発できるといいですよね。
結局どれ持っていくんだっけ?と出掛けに時は、下記のようにリストにすると便利です。
- 飲み物
- タオル
- 保冷剤、ネッククーラー、冷却スプレーなど冷やすもの
- 帽子、日傘、UVカットパーカーなどの日除け
- 日焼け止め
まとめ
子どもの熱中症対策には、4つのポイントについて、気をつけましょう。
- 適切な水分補給
- 適切な服装
- 適度な休憩
- 直射日光を避ける
事前に対策をしておくことで、暑くても快適で楽しい時間を過ごすことができます。
行き先選びももちろん大切ですが、熱中症対策をしながら、子どもたちと一緒に暑い季節を乗り切りましょう。
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